アンダルシア産オリーブオイル輸出量の50%を占める3つの国とは?

アンダルシア産のオリーブオイルの輸出先No.1は常にイタリアで、2016年には761,939トンが輸出されました。これはアンダルシア産オリーブオイル輸出量の3割にあたります。

 

2位はアメリカ。2016年には前年比は14.5%増の367,468トンのオリーブオイルが海を渡りました。120,548トンだった2010年から比べると、輸出量は204%も増えています。次いで3位がポルトガルで、同10.5%増の265,628トンでした。

 

アンダルシアから輸出されるオリーブオイルの半分は、イタリア、アメリカ、ポルトガルの3国が購入するというわけですが、主にバルク買いです。どこもオリーブオイルを輸出している国でもあるのが面白いですね。

 

次いで、昔からのお馴染みの輸出先がフランスで、2016年は前年比17%増の226,190トンを輸入しています。その次はイギリスで同9.3%増の108,209トン。この2つの国は、バルクではなく瓶詰されたオイルがメインです。

 

注目すべきは中国で、2010年以降のアンダルシア産オリーブオイルの輸出量は313%も増加しています。昨年は107,930トンと5番目のイギリスに追いつく勢いでした。日本はと言えば、117%増で2016年は84,285トンを輸入。また、オーストラリアも同じ期間で98%増の63,047トンを輸入しています。

 

出典)Olimerca

第1回EVCATA賞エキストラバージンオリーブコンテスト結果発表

当スクールの主催で今月行われた、第1回EVCATA賞エキストラバージンオリーブオイルコ

ンテストの結果を発表いたします。

 

2016-2017年最優秀エキストラバージンオリーブオイル

1位:Palacio de los Olivos (Olivapalacios, S.L.) ピクアル種単一

2位:Dominus Cosecha Temprana (Monva, S.L.) ピクアル種単一

3位:Venta del Barón (Muela-Olives, S.L.) オヒブランカ種+ピクーダ種クパージュ

 

2016-2017年最優秀協同組合産エキストラバージンオリーブオイル

1位:Valdenvero  (Coop. Olivarera de Valdepeñas) コルニカブラ種単一

2位:El Empiedro(Cooperativa la Purísima)オヒブランカ種+ピクーダ種クパージュ

3位:Rincón de la Subbética(Cooperativa la Subbética)オヒブランカ単一

 

2016-2017年最優秀バレンシア州エキストラバージンオリーブオイル

1位:Tot Oli (Tot Oli) アルベキーナ種+マンサニージャ種+ブランケタ種+ピクアル種

2位:1 Olivo por la Paz (OliOli Biodinámico, S.L.) ピクアル種

3位:該当なし

 

受賞者の皆さま、おめでとうございます!!

 

なお、当スクールテクニカルディレクターであるスサナ・ロメラのほか当スクール所属の

テイスティングパネルメンバー、および外部の専門家が今回の審査にあたりました。

増え続ける超高密植栽培法によるオリーブ農園

オリーブ農園はその植栽方法により、伝統的植栽培、高密植栽培、超高密植栽培の3つに分類することができますが、世界ではもっとも最新の超高密植栽培法によるオリーブ農園が増え続けているそうです。

 

現在、地球上には、5大陸57の国々で計1160万ヘクタールにも及ぶオリーブ畑が存在しますが、その多くが伝統的植栽培法による畑です。世界のオリーブ栽培面積は2030年には1330万ヘクタールに増えると予測されています。その際には、伝統的植栽培法の畑は全体の55%に減り、高密植栽培法による畑が22%、超高密植栽培法による畑が23%に増える見込みだそうです。

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バージンオリーブオイルの酸度について

こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。バレンシアでは、春の訪れを告げる桜に似たアーモンドの花が咲き始めました。

今回のニュースレターでは、バージンオリーブオイルの酸度についてお届けします。

オリーブオイルの酸度は、オイル中に含まれる遊離脂肪酸の量をパーセンテージか度数で表したもので、バージンオリーブオイルの品質における重要なパラメーターです。

収穫前の遊離脂肪酸はゼロです。

品質が高いほど、酸度は低くなります。エキストラバージンオリーブオイルを名乗るには酸度は0.8%以下と定められていますが、高品質のエキストラバージンオリーブオイルは通常0.1%前後。逆に2%を超えると、もう食用には向きません。

つまり酸度が高ければ高いほど品質は劣るということですが、酸度に影響する要因には以下のような例が挙げられます。

1.オリーブの実が害虫や疫病に侵されていた、もしくは殴打を受けていた。

2.収穫後のオリーブの実の取り扱いが正しくなかった、もしくは搾油工程に入るまでの時間が長かった。

3.オリーブオイルは搾油後から劣化が始まる。

4.収穫時のオリーブの実の熟度が高かった。

なお、酸度は物理化学のパラメーターであり、官能検査では感知できない指標です。

最後になりますが、エキストラバージンオリーブオイルの酸度が低いということは、そのオイルは健康で新鮮な果実からつくられたことを意味します。また、収穫から保存に至るまでの全工程がしっかり正しく行われた証なのです。

まだまだ寒い日が続きますが、どうぞご自愛ください。

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今シーズンのオリーブオイル生産量

早いものであと2週間で新年を迎えます。皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

今日は、今シーズンのオリーブオイル生産量についてのニュースをお届けします。

国際オリーブオイルカウンシル(以下IOC)は、加盟国が提出したデータに基づく今シーズン2016~2017年のオリーブオイル生産量見積もりを発表しました。

それによると世界の総生産量は、前シーズン比を14%下回るとのこと。具体的な総生産量については、271万3500トンと見積もりました。

IOC加盟国の生産量を合計すると251万9000トンになる計算で、その内ヨーロッパの生産国の合計は192万3000トンと前シーズン比マイナス17%の予想です。具体的な数字を見ると、

スペイン 131万1300トン(前シーズン比6%減)

ギリシャ 26万トン(同9%減)

イタリア 24万トン(同49%減)

ポルトガル 9万3600トン(同14%減)

となっています。

ヨーロッパ以外のIOC加盟国は、トータルで前シーズンを7%下回る見込みです。もっとも落ち込みが大きかったのがチュニジアで、10万トンの予想生産量は前シーズンに比べると29%減になります。他国をみると、モロッコが11万トンで15%減、アルジェリアが7万4000トンで11%減、ヨルダンが2万3000トンで22%減、レバノンが2万トンで13%減、アルゼンチンが1万5500トンで18%減、そしてリビアが同じく1万5500トンで14%減との予想です。

生産量が増えた国もあります。トルコの予想生産量が17万7000トンで前シーズンより24%増えました。同じようにエジプトが2万7000トンで8%増、イスラエルが1万6000トンで7%増、アルバニアが1万1000トンで5%増、などです。

また、世界のオリーブオイル消費量については90万4000トンで、前シーズンを1%下回る見込みだそうです。

皆さま、良いお年をお迎えください。来年もよろしくお願いいたします。

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